南フランスの旅(3)
南フランスの旅(3)

フランス共和国(French Republic)
54.4万平方キロメートル(本土)6,632万人(2015年、人口調査)
首都 パリ
言語 フランス語
外務省HP平成27年9月30日現在基礎データより

コート・ダジュールの魅力めぐり
南仏の偉大な画家たち

(第4日目)

 朝7時40分、ホテルを出て、コート・ダジュールめぐりに出発。先ず、最初に訪れたのは、カーニュ・ジュル・メール市街地にあるルノアールが最後に過ごした家を見学した。 photo01.jpg
ルノワールの人生最後の家

photo02.jpg カーニュ・ジュル・メールの丘の上には、ルノワールのかつての自宅兼アトリエがあり、オリーブ畑に囲まれた場所は現在、「ルノワールの家美術館」として一般公開されていた。
ルノワールの家の前にて

彼はこの場所で、妻と息子3人と過ごしたという。 photo03.jpg
家族と寛ぐルノワール

 ルノアールは、晩年リウマチに冒され絵筆も満足に握れない状態で描き続けた。そのため大きい作品が描けず苦悩したらしい。オリーブやオレンジの木が生い茂る南仏らしい庭園は素晴らしく、ルノアールでなくても絵を志す人なら、誰しも憧れる自然の素材溢れる場所である。
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庭園にオリーブの木が茂る 庭園より一望する町の風景

photo06.jpg  1時間位見学をした後、今度はバンスに行って晩年のアンリ・マティスが4年(1948年〜51年)もの歳月を費やして手掛けたとされるロザリオ礼拝堂を見に行った。
ロザリオ礼拝堂

彼が晩年その才能と情熱を傾けた礼拝堂は、「全生涯の総仕上げ」とされたステンドグラスや、力強い線だけで描かれた聖母子像などの壁画はマティスの息遣いが聞こえてくるような感じがした。
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マティスがデザインした修道衣 マティスと共に

フォーヴィスム(野獣派)のリーダー的存在であり、「色彩の魔術師」と謳われたのも納得いく。ただどの偉大な画家も晩年は、何か前衛のような作品が多いようだ。
この礼拝堂は、壁にキリストが捕えられて、審判を受け十字架へ向かう「十字架の道行」が壁に描かれ、白と黒のコントラストがマッチしているように思った。なによりも3色で構成されたステンドグラスは、コート・ダジュールの空と海を想像される明るさに満ちている。
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マティスがデザインした教会内

 昼食は、プロヴァンスの田舎料理(魚料理)を堪能した。この料理だと白ワインが合うのだが、連日の暑さで、ビールが一番うまかった。
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田舎風サラダ メインの魚料理
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フランス風デザート

サン・ポール・ド・バンスの旧市街を散策しておみやげを見て回った。城壁内はどこに行っても迷路のようでしっかり覚えていないと迷子になってしまう。
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迷路のような路地にて マティスの墓

買い物を終えてから、車に戻り、アビニヨンからカーニュ・ジュル・メールに約3時間半位かけて戻り、更に15分位でバンスに行き、夕方にはニースに17時に到着した。
この日は車にかなり乗ったので疲れ果ててしまった。


(第5日目)

 朝6時30分に起床して、朝食後ホテルを9時に出てニース市内を観光した。
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ニースの旧市街にて 超近代的美術館

先ず、シミエ地区の入口にあるシャガール美術館を訪れた。 photo17.jpg
若き日のシャガール

photo18.jpg 1966年にオープンしたニースの国立マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館は、シャガールが描いた聖書メッセージである旧約聖書の創世記をテーマにした絵画シリーズ17作を寄贈したことにより誕生したようだ。
美術館内

この美術館の特徴は、旧約聖書の絵画もそうだが、コンサートホールにある「天地創造」のステンドグラスが素晴らしかった。 photo19.jpg
天地創造のステンドグラス

photo20.jpg 次に、海岸と新市街に囲まれたニースの旧市街は、いつも沢山の観光客や地元の人達で賑わっており、我々が訪れた時も混雑していた。雰囲気のある街並みと、カフェやレストラン、質の良いショッピングが楽しめる街で、散策していても面白い。
ニースの旧市街

この旧市街は、第二次世界大戦で無事だったので、建築物や街並みが美しく、どれもカメラに撮りたい心境にかられる。マセナ広場からニース城跡の小高い丘の間にあるニース旧市街は、海岸からも歩いていける場所にある。 photo21.jpg
ニースの港

また、旧市街で最も賑わうサレヤ広場の花・野菜市には、鮮やかな花を始めとして、美味しそうなフルーツや野菜などが売られていた。
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サレヤ広場の花市 サレヤ広場の果物市のお嬢さん

日本の花よりもカラフルで豪華、青いニースの青空のもとで、見ているだけで癒される。ラベンダーやポプリなどのお土産が沢山売られていた。それとサレヤ広場の奥にあるバロック装飾が見事なミゼリコルド礼拝堂は必見である。 photo24.jpg
ミゼリコルド礼拝堂

photo25.jpg  ニースではもう1か所「プロムナード・デザングレ」という海岸に沿った全長約3.5kmに渡って続くビーチ沿いの道があり、昔から「イギリス人の散歩道」と呼ばれている。
プロムナード・デザングレ

車道の脇が幅広い遊歩道で、ニースを代表する高級ホテルやレストランやカジノが集まっている華やかな通りである。 photo26.jpg
ニースを代表する高級ホテル街

photo27.jpg ビーチは小さな石でつくられ砂浜ではないのが特徴である。
ニースのビーチ

明日は自由時間なので、この通りをゆっくり散歩しようと考えている。
ランチは海岸の沿いの素敵なテラスレストランで頂いた。最もフランス風レストランである。前菜はニース風サラダ、魚料理、イチゴとバニラアイスであった。今回の旅行で一番気に入ったレストランである。

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