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アラブ首長国連邦とマルタ共和国の旅(3)

マルタ共和国(Republic of Malta)
面積 316平方km(淡路島の半分)人口 約41万人(2009年末)
首都 バレッタ(人口約6,000人)言語 マルタ語及び英語が公用語 宗教 カトリック
外務省HP2012年12月現在基礎データより

古都イムディーナと青の洞

<第六日目>

朝9時ホテルを出て、2日前は波が高くて実行できなかった青の洞門へ再度行った。今度は何とか実現できれば最高だと強い思いを持って向かった。その甲斐あって洞窟めぐりの遊覧船は営業していた。

朝早かったせいか、われわれがこの日の最初の客だったようだ。 岬の突端に位置する青の洞門は、陸続きの高い岩礁が長い年月をかけて波と風でえぐられ、自然の大きなアーチを作りあげていた。周囲の純青色した海面と相まって、青の洞窟と呼ばれるようになった。以前南イタリアに行った際、カプリ島で青の洞窟に案内されたが、残念ながら、波の影響で青の洞窟を見ることができなかった。しかし、昨日ゴゾ島のアズール・ウインドー(自然の浸食で造られたアーチ)で青い海といくらかの洞門を遊覧することができたので、もしかしたら青の洞門を舟で巡ることが出きるかも知れないと思った。
カプリ島の「青の洞窟」は一つの洞窟にしか入れないし、その洞窟の入り口は小さくて小舟の中で寝そべって入るらしい。しかも洞窟の中に差し込む光が海面を照らし、その色が実に鮮やかな青色を呈して実に神秘的だといわれている。それに対してマルタの青の洞門は小舟で数か所の洞門めぐりができ、洞門によっては、異なる青色を楽しむことが出き、この世のものとは思えないくらい美しく感動的である。

昼食後、ヴァレッタ観光とハーバークルーズに行った。先ずリパブリック・ストリートに面しているマルタ騎士団の騎士団の宮殿に訪れた。
バロック様式の入口から入場して階段を上り中庭を囲む廊下に出た。続いてさらに奥に行くと兵器庫通路に出た。各通路に中世の甲冑が庭側と各室の入口に立っていた。見学できるのは5室のみであった。

その内、奥にある大統領室は、この時大統領がおられたので警備が厳しく、入室はも ちろん室を覘くことも許されなかった。階段で二階に上がると、迎賓の間、最高審議 の間、給仕の間などがあった。大使の間には各国の騎士団の戦いの様子が描かれてい た。最高審議の間(Hall of The Supremo Council)には室上部の壁面に12フリーズ で分割された。
1565年のトルコ軍攻に略された時の「大包囲網」の状況が絵画として描かれていた。
ヴァレッタの街を散策してから、ハーバークルーズを楽しんだ。スリーマのフェリー乗り場から湾を海上から一周するコースで、所要時間は約90分 である。
スリークリーク、マヌエル砦、ウォーターフロント、中世の街並み、カーマライト教会のドームと聖パウロ臨時司教座聖堂の塔、聖エルモ砦、騎士団施療所、ロウアー・バッカ・ガーデン、アッパー・バラッカ・ガーデン、メライドック・造船所、海軍博物館・セングレア、聖アンジェロ砦、ヴァレッタの街並みなどが船上から一望できるのが素晴らしい。


これで今日の全日程を終えホテルに戻った。

夕食は、同行者仲間でホテルの近くにあるイタリアンレストラン『バラクーダ』に行った。このレストランは、スリーマから続く海岸沿いのスピーラ湾に張り出したお洒落でリゾート気分をいっぱい醸し出してくれるイタリアンである。 料理もイタリアンだけでなく、地中海料理、シーフード料理があり、マルタの人が特別な日に利用する店として有名である。 我々はロブスターや車エビの料理、タコのカルパッチョ、メカジキのグリルなどを堪能した。日本人にも合う味付けでとても美味しく頂けた。
<第七日目>

マルタ共和国最後の一日は午前中を利用して、マルタ本島の南側中央に位置するイムディーナ(アラビア語で城壁の町)とラバト(地下墓地の町)を訪れた。 イムディーナは小高い丘の上にある町で、聖ヨハネ騎士団((マルタ騎士団)がやってくるまで首都がおかれた。16世紀に入って城壁内に貴族が暮らし始め、盛時には貴族の館が24立ち並んだという。昔は聖ヨハネ騎士団員が闊歩した町も今は「オールド・シティ」と呼ばれるようになったようだ。

まず装飾豊かなメインゲートをくぐると、広場があり、左側に1750年に見張り台として造られた建物がある。ここは現在は警察署として使用している。右側には1730年建造のヴィルヘーナ邸がエレガントなバロック様式の館としてある。現在は国立自然科学博物館としてある。 更に小路を進み左角を曲がり、少し進んで右に折れると聖パウロ広場に出た。その一角に建つ大聖堂は13世紀に建設され、その後大地震で崩壊し、17世紀に再建されたイムディーナを代表する建造物である。聖堂の扉は赤色に塗られ、両サイドに素晴らしい男女をかたどった青銅が掲げられてあった。内部の中央身廊の両側には礼拝堂があった。ここで最も素晴らしいと思ったのは、天井を飾る聖パウロの難破を描いたフレスコ画である。

大聖堂を見学した後、イムディーナの町のショッピングを兼ねて散策してみた。路地や小路を歩いても不思議なことに、地元民とは人っ子一人会わないのには驚かされた。首都移転で、人が少なくなったのは分かるが、子供や、若者またはお年寄りたちが歩いていてもおかしくないが、ひっそり静まり返った中世の町は正に『静寂な町』の趣があった。 次にイムディーナのギリシャ門を出てセイント・ポール通りを行くと、地下墓地の町として有名なラバトの町がある。ラバトはイムディーナと違い庶民的な町である。870年にアラブ民族によってイムディーナと分割させられ、紀元前2世紀から9世紀にはローマの町となった。この町で有名なのは聖パウロ教会、聖パウロの地下墓地(カタコンベ)、聖アフガサの礼拝堂と地下墓地である。時間の関係で外観から見学して、ルカ空港に向かった。

帰りもキプロスのラルナカを経由してドバイ国際空港に行き、2時間後ドバイを発って、一路成田空港に向かい、午後17時過ぎに日本に到着した。

マルタ島は地中海の真ん中、イタリアのシシリア島と北アフリカのチュニジアとの間に位置し、透き通るコバルト色の大海のただ中で世界遺産の町ヴァレッタが南欧の太陽を浴びて、まるで真珠のように照らされ輝いている。以前訪れたクロアチアのアドリア海のオレンジ真珠と称されるドブロブニクを思い出される。世界にこんな綺麗な景勝地があったのかと思わせる所である。 地中海の中央に位置する海の要衝として、昔からいろんな民族がここを通り、上陸し、支配し、去っていき、沢山の遺跡と民俗文化を残していった。 過去と現代が、東西南北の血族と文化が、日本の佐渡島くらいの小さな島の中で渾然一体となって融合されて、独自の素晴らしい国を作り上げている。今度ゆっくりこの島に来てリゾート気分を味わいたいものである。

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