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東南アジアの旅(2)〜ビルマの面影を残す聖地〜

<ミャンマー編 (2)>

(第三日目)
朝早目に朝食を済ませ、早川氏と今日の観光のためにロビーでガイドのボブさんを待った。今日一日の日程を話し合ってから、9時にホテルを発ってヤンゴン(旧ラングーン)の中心部に向かった。最初にヤンゴン川沿いに建つ「ボータタウン・パヤー/Botahtaung Paya」を訪れた。この仏塔は2500年前、8人の僧がインドから仏陀の遺品を持ち帰って安置したのが最初だと言われている。ともかくこの中にある仏像はすばらしく、中にはゴールドやエメラルドの阿弥陀や電飾の後光がさす仏像などがあり驚いた。この寺院の中にお釈迦様が民に箴言を与える絵画などが陳列され、我々はついつい見入った。このパヤーからわずかなところにあるたくさんの僧侶が修行するナーガ洞窟パヤーに立ち寄った。そこではちょうど僧侶になるための試験が行なわれていた。そして全国から集まったらしい数千人の僧侶でごった返していた。初めて見る光景に仰天した。このパヤーと並ぶように建っているのが「スウェード・ミャッ・ゼディドー/Swe Taw Myat Paya」である。この仏塔は規模が大きく、内部の豪華絢爛な装飾が眩しく、中央に黄金の祭壇が設けられ、ガラスケースの中には仏陀の聖歯が納められていた。

 

午前中最後に訪れたのが、ミャンマーで最も巨大な寝仏がある「チャウッターヂー・パヤー/Chauck Htat Gyee Paya」を見学した。この寝仏は昔からあったもの(第一作のビルマの竪琴に出ていた寝仏)を取り壊して新しい寝仏を建立したもので全長70m、高さ17mと巨大で、昨日見たバゴーの寝仏より大きかった。たて肘で横たわる像はどの角度から見ても優美な表情をし、よく見るとアイシャドーに付けまっげ、そして口紅べったり塗ったものであった。どちらかと言うとちょっとオカマ的でユニークな寝仏である。

 

昼食を済ませてから、ヤンゴン市街から北のシンダッダヤの丘に金色に輝くミャンマー最大の聖地「シュエダゴォン・パヤー/Shwedagon Paya」を訪れた。かつて訪れたタイのワット・プラケオの黄金の寺院に勝るとも劣らない黄金に輝く大きな塔は訪れる人の心まで奪う思いがする。

 

その聖なる力は信仰心の強いミャンマー人だけでなく国外から大勢の観光客がお参りに訪れる。歴史は2500年以上の昔にさかのぼる。この寺院は商人であったタポゥタとパッリカという兄弟がインドで仏陀と出会って8本の聖髪を貰い受け、紀元前585年にこの場所に奉納したといわれ現在大小あわせて60以上の塔が造られた。大理石に囲まれた祈祷堂、マハ・ガンタ王の釣り鐘、仏教説話が描かれたマハーボディー寺院などが連なっていた。

 

ミャンマーという国を知るためにはパヤーへ行けといわれるくらいどこの町へ行ってもパヤーがある。90%が仏教徒だけに参拝者が次々にパヤーに訪れ祈りを捧げる様子が見られる。その総結集したものがこのシュエダゴォン・パヤーである。

参拝後、植民地時代から続くボーヂョーアウンサン・マーケットを行ったが、トルコやエジプトなどと違い、あまりにもごちゃごちゃして混雑していたのと、生鮮食料品の匂いなどで嫌気がさした。

次に川の中州に造られている「チャウタタウン/Kyauktan」に立ち寄った。ここは小さな村でヤンゴン川の支流に面した小さな集落だ。通称「水中寺院」と呼ばれ、善男善女が多く訪れることで有名である。そろそろ次の目的地タイのバンコクに行かなければいけないので車で空港に向かったが、突然相棒の早川氏がガイドのボボさんに「ミャンマーの占い師はよく当たるとうわさを聞いたが是非見てほしいので立ち寄ってほしい」と要望した。そこで急遽占い師がいる場所に案内してもらった。そこはいろいろな占い師の小屋が建ち並びその中でも行列をなす占い師のところに行った。しかし残念ながら多くの人が並ぶためすぐには無理だと言われた。あきらめかけて帰ろうとしたら並んでいる人たちが先にどうぞと譲ってくれた。ミャンマー人はなんとやさしい人たちだと感謝した。占い師は非常にやさしく丁寧に占ってくれ、私も早川氏も満足してこの場を立ち去った。名残惜しいヤンゴンを後に一路バンコクに向かった。

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