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メキシコの旅(2)〜熱帯雨林に眠る古代マヤ遺跡〜

旅も中盤に入り、メキシコ中心部からユカタン半島へと足を伸ばした。ここにはマヤ遺跡の代表的様式であるパレンケとオルメカ文明の石像で有名なラベンダーの野外博物館、そしてスペイン植民地時代のカンペチェ歴史要塞都市を訪れた。

(3日目)
6時に起床し荷物をまとめてメキシコシティの空港に向かった。空港では約1時間空きがあったので日本出発前に情報を得ていた空港に居住する日本人ホームレスを取材しようと思って探し回ったが、残念ながら見つけることはできなかった。

1時間10分のフライトの後、バスでラベンダーの野外博物館を見学した。この博物館はオルメカ文明の巨大な石頭などが野外に展示されているところである。見学中に野生のアライグマがえさを求めて我々に近づいてきたのには驚いた。また公園の一角に世界でも珍しい黒いジャガーが飼育されていた。

 

この場所からバスで2時間半のかけて今回の旅のメインであるマヤの代表的遺跡のあるパレンケに向かった。

(4日目)
朝7時に起床し世界遺産パレンケ遺跡に向かった。この遺跡はパカル王が統治した7世紀に繁栄した遺跡でマヤ古典期後期を代表するもので800年の間人知れず密林に眠っていたが、18世紀になってスペイン人宣教師によって発見された。深い森の中に美しくそびえる神殿や宮殿跡が素晴らしく目を見張った。特に碑文の神殿はパカル王の遺骸とヒスイ仮面などの装飾品が出てきたことで有名である。このヒスイの仮面はエジプトのツタンカーメンの黄金の仮面と並び奨される素晴らしい仮面である。すでに人類学博物館でお目にかかっている。

 

このパレンケの遺跡のある密林は磁場0地帯と言われこの場所にいるだけで、体から力が抜けてすがすがしい気分にさせてくれる。そのためか各神殿の階段を登ってもそんなには疲れなかった。しかし湿気が多く汗っかきの私は汗びっしょりになった。この遺跡内ではマヤ族の末裔が露店を出しておみやげを売っていた。お土産好きの私はついつい、いろんなものを買ってしまった。ともかく見所の多い遺跡だった。

 

昼食はパヌーチョ、ココナッツの衣のエビフライなどこの地方の料理を堪能した。

次に約370kmの距離をバスで5時間以上かけてカンペチェに向かった。途中驚く出来事があった。夕方、雨が上がり暗闇の中、突如として未知なる物体が出現した。UFOである。バスの中で寝ていたら私の後ろの席の女性が突然「先生、あそこに見えるのはUFOじゃないですか!?」と言い出した。「バカ言ってんじゃないよ」と思ったが見てみるとなんと未知なる物体がジグザグな動きで我々のバスに近づいてきた。(UFOの絵)飛行機や星ではないことは誰が見てもわかる。すると左から突然3基のUFOが連帯をなして現れた。そして私の反対側にいた人が「俺、UFOなるものは信じないがこれだけはっきり目で見ると疑いの余地はない」と大声で叫んだ。聞くところによるとメキシコの遺跡の周辺にはよくUFOが出現するようだ。

そうこうしているうちに世界遺産であるカンペチェ歴史要塞都市に到着した。スペイン軍が征服したときに造られたこの街はそのままの形で残され城門内はコロニアル調の美しい町並みであった。見学の後、この要塞都市に宿泊した。

 

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