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台湾の旅(2)〜世界四大博物館と昔の風情が漂う九彬〜

台湾(Taiwan)
面積 3,600平方km 人口 2,316万人 宗教 仏教/道教/キリスト教
主要都市 台北 高雄 言語 北京語 福建語 客家語
外務省HP2011年3月現在基礎データより

(第2日目)
午前中、体調が優れなかったので完全休養した。昼食後早川氏の他、ホテルのスタッフである張女史を案内人にして国立故宮博物院を訪れた。この博物院は数年前訪れたロシアのサンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館に引けを取らないくらい広大な博物館である。何しろ中国の歴代皇帝のコレクションが収蔵されており、その数が約62万点もあり全てを見るのには8年かかるという。

ではなぜこれだけの展示物が島である台湾にあるのか不思議に思っていた。そのなぞが解けた。中国最後の王朝である清が倒れたとき、歴代王朝から収蔵されていた財宝は中華民国が受け継いだ。1925年北京の故宮(旧紫禁城)の財宝を一般公開した。


その後日本軍の中国侵略が激しくなった為1937年に多くの財宝を北京より上海、次に南京(当時の首都)に移した。さらに日中戦争が勃発した為、南京から大陸の奥地に保管した。1945年日本の敗戦によって南京に戻ったが、その後の国共内戦で蒋介石率いる国民党が敗北し、大陸を脱出して台湾に逃げ込んだ。その時南京あった財宝を軍輸送艦で台湾に運ばれた。これが経緯である。よって北京の故宮博物館の内部はほとんど展示物が無かった意味が今分かった。 ともかく収蔵物が多い為、名宝といわれるものを中心に見学した。






故宮博物院の後、台湾の伝統人形劇「布袋戲」を体験できるレストランに向かったが、残念ながら引越ししたらしく見ることが出来なかった。そこでこの劇を主宰する陳建華氏の奥さんに偶然会い、新しい引越し先を案内してもらった。ここで人形劇に使う人形を販売しているというので早川氏と向かった。新しい劇場予定地では陳建華氏が迎えてくれた。劇は観れなかったが人形を買うことが出来た。




※問い合わせ先:台湾金光布袋戲  台北市南京東路2段41巷16號1樓  
Tel:(02)2506−7447

(第3日目)
朝、早めに朝食を済ませてチャーターしたタクシーで九フン(にんべんに九)に向かった。九フンは台北から車で約1時間くらいのところにあり、日本の日光いろは坂よりも急な坂道を登った山間にある小さな町である。石段や薄暗い路地などが山の斜面に造られていた。まるでレトロな風情があり、ちょっとノスタルジー的雰囲気を漂わせるところである。





台湾で大ヒットした映画『非情城市』の撮影に使われたり、宮崎駿のアニメーション映画『千と千尋の神隠し』の舞台のモデルになった人気の観光地である。
旧道から坂道を登って基山街といわれる石段を上っていくと狭い小径に小さな土産物や露店がひしめき合っていた。 西側にある石段を少し下ったところに有名なロケ地があった。何か我々も映画の主人公になった思いがした。


ここでゆっくりしてから清代からの老街である金山に立ち寄った。ここはアジアの歌姫テレサ・テンが眠る墓があることで有名である。
また温泉地でもあったので、我々は温泉につかることにした。日本の温泉を真似ただけあって露天風呂などがあり、疲れた体を和ましてくれた。夜は台湾料理で有名なレストランで食事を堪能した。


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