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メキシコの旅(1)〜長い歴史の面影が色濃く残るメキシコ〜

今回の旅は、南米のカリブ海に存在する古代遺跡とコロニアル都市、そして密林に存在するマヤ文明の遺跡を訪ねる旅であった。以前、米国との国境の都市ティファナとシウダー・ファレスを訪れたことはあるが、今回のメキシコの中心部からカリブ海ユカタン半島の各都市とは大きな違いがあった。

メキシコは海抜2000m(富士山6合目)以上に位置し、緯度が低く赤道に近い。日本とは15時間の時差がある。今回訪れたときは乾季でメキシコシティが22度、ユカタン半島が想像していたより暑く32度もあった。そんな中メキシコの旅を楽しんだ。

(1日目)
成田を13時に発って経由地の米国ダラス空港に11時間後に到着した。その後ダラスを出発して3時間のフライトでメキシコシティには15時過ぎに到着した。この日はそのままホテルに行き、フライトの疲れを取った。

(2日目)
6時半に起床し7時半にホテルを出発して最初の目的地メキシコシティ歴史地区観光を徒歩で見学した。コロニアル建築が並ぶ街ソカロ広場はアステカ帝国時代から寺院や神殿に囲まれた重要な広場であったと言う。16世紀に入ってスペイン人のコルテスが征服しその後スペインの植民地とした。そのため、スペイン風のコロニアル建築が立ち並ぶ街にしてしまった。今は世界遺産となり、建物の外壁は替えることが禁止されている。広場に位置するカテドラル(大聖堂)、国立宮殿などが悠然と建ち、観光のスポットとして賑わっていた。ここには年末になるとスケートリンクが作られ、私が訪れた時も若者が長蛇の列を成していた。

次の見学地はメキシコシティから50km北にあるテオティワカン遺跡であった。この遺跡は紀元前2世紀に建造されたラテンアメリカ最大の宗教都市国家で約20万人以上の人口を擁したという。この遺跡には巨大なピラミッドが存在し、太陽のピラミッドは高さ60mもあり世界3大ピラミッドのひとつとして有名である。もうひとつ高さ42mの月のピラミッドやケツァルコアトルの神殿があった。当時は神の使いであるジャガーを崇拝していたようで、宗教遺跡にもジャガーの壁画が多くあった。この日は日曜日であったため、多くの見学者が訪れて,一番メインであった太陽のピラミッドは長蛇の列でなかなか予定していた一時間では登る順番がまわってこなかったので、ズルをしてメキシコ人の家族に混じって早めに入場した。ただ頂上までには四つの区分に分かれ248段の階段があり、かなり急なため上がるのに苦労した。頂上に上がった頃には私の心臓が高鳴っていた。しかしここから眺める風景は素晴らしく、ここに来た甲斐があったと改めて思った。

 

昼食後、いよいよメキシコ古代文明の集大成とも言える国立人類学博物館を訪れた。世界有数の規模と奇抜な建築物からなるこの博物館にはアステカ帝国の遺跡からトルテカ文明、オルメカ文明、テオティワカンそしてもっとも注目されるマヤ文明から発掘されたものや壁画、石像、遺品などが展示され、訪れる人を驚かせた。特に太陽の石(アステカ・カレンダー)が博物館中央にでんと構えていてメキシコ古代文明を偲ばせてくれた。私も世界の博物館を数多く訪れているが、これほど古代ロマンをかき立てられる博物館はなかった。

  

夜はメキシコの名物料理であるかぼちゃの花のスープ、モレ・ポブラーノ(チキン料理)などを地元ビールといっしょにいただいた。

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