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トルコの旅(3)〜数千年の歴史が2万の遺跡と共存する永遠の都〜

(第7日目)
6時半すぎにホテルを出発して次の訪問地チャッカレまで320kmのバスの旅である。途中、今回の旅行で一番訪れたかったペルガマ(ギリシャ名ペルガモン)に立ち寄った。ここへ来るためにこの旅行に参加したのでどうしても医術の神アスクレピオスを祭るアスクレピオンをつぶさに見たかった。もちろんペルガモンもアクロポリスは丘の上に雄大に建てられていて見応えがあったが、私の頭はすでにアスクレピオンに行っていた。不思議なことにこの場所に移動していたとき突然ビデオが壊れて作動しなくなった。カメラも望遠が効かなくなり困り果てた。しかし不思議なことにこの神殿に入場したとたんにまたカメラとビデオが正常に作動した。何かアスクレピオスの恩恵が与えられたのではないかと感じた。まず「聖なる道」(200mの参道)を抜けるとプロピオンという祭祀場域に入った。真ん中に蛇の柱と呼ばれる医学のシンボルである石像がデンと据えられていた。ここは治る見込みのある人とない人を区分する診察を行ったところらしい。次に聖なる泉を見て私一人別行動をして暗示療法が行われたという聖なる地下道に入った。大理石を敷きつめた82メートルの長い地下道で天井には12の小窓が空けられ聖職者は患者が治療棟に行く間暗示をかけたという。この地下道の片側には地下水<写真E>が流れその音で“癒し”を施したらしい。目を瞑ると古代の時代の神殿治療が行われている状況が瞼の裏に浮き上がった。
目的のペルガマの見学を終え、昼食のためホテルのレストランへ向かった。ここでは何とおかゆが用意され、日本のふりかけがボール一杯入っていた。その他ナスを使ったトルコの野菜料理が出され疲れた体に栄養分を与えた。午後からはこの日の最終目的地トロイへ出発した。トロイは復元された木馬(昨年リニューラルされたもの)とトロイの遺構しかなくさして観るところがなかった。夕方の15時30分ごろにはホテルに到着した。この夜はトルコ風呂でハマム(Hamam)で垢すりとマッサージを体験した。最高であった!!

(第8日目)
ホテルの朝食は食べ飽きたので、日本から持参した梅しそ入りのご飯と野菜たっぷりの味噌汁と御新香を食べた。そろそろ帰国が近いので慣らすため朝だけ日本食に切り替えた。午前中チャナッカレからイスタンブールまでダーダネルス海峡をフェリーで渡った。その後、そこから340km離れたイスタンブールまでバスを走らせた。イスタンブール市内にはお昼頃到着したが、なんと雪が舞い散り一面雪景色であった。そんな中ジャパニーズレストランで寿司定食を味わってから、最初に到着した時に行けなかったアヤ・ソフィア大寺院を見学した。そしてイスタンブールの有名なグランドバザールとエジプトバザールを散策した。夜はヘソを出してお腹をくねらせたり震わせたりして踊るエキゾチックなベリーダンスと黒海地域の男たちのダンスを楽しんだ。さあ、あと一日だ。

(第9日目)
朝はゆっくり起床して11時頃からボスフォラス海峡に行った。前日まで雪が降り続き、この日のクルージングは難しいのではないかと同行者たちが言っていたが、私は晴れ男だと旅行中言い続けていたためかほとんど雨や雪は降らなかった。案の定、この日も朝から2℃くらいの気温であったが、見事晴れであった。この海峡はマルマラ海から黒海までおよそ30kmの幅があり、意外なほど速い流れであった。海峡には2つの大橋がかかり両岸には高級住宅や別荘が立ち並びその間に宮殿や要塞が見え、その美しさは眼を見張るものがあった。何か歌にあった「飛んでイスタンブール」を思わせる哀愁と華麗さが残るクルージングであり、この研修旅行の最後を締める素晴しいひと時を味わった。そして夕方6時の便で成田へ向かって11時間25分のフライトに旅だった。

今回の研修旅行で一番感じたことはトルコ人は親日派と言われてきたが、実際にこの国を訪問して人に対する優しさや楽しさ、和やかさのある国民であるということがより一層分かった。色々な歴史を辿りながら、この国を守り続けたトルコ人は素晴しい。機会があれば是非また訪れたい国である。

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