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東南アジアの旅(3)〜古き良き伝統が息づく国〜

<ラオス>

(第四日目)
バンコク航空の9時15分発でラオス北部にあるルアンパバーン/Luang Phabang(旧名ルアンプラバーン/Luang Prabang)に11時過ぎに到着した。この都市は世界遺産にも登録され、ラオス一綺麗な都市として人気がある。

空港はローカルでかなり小さく、何か田舎に来た感じである。通関を済ませ、早川氏と相談して現地のお金に両替しようとしたが、昼時なのに窓口が閉まっており仕方なくアメリカドルを持ってタクシーを頼むため券売り場に行った。わずかの距離なのにひとり4ドルというから驚きであった。高かったがやむを得ず、8ドルを出して券を買い車まで案内された。そこにはワゴン車があったので、ドアを開けようとしたら運転手は「その車ではなく、隣の車だよ」といった。そこでその車を見るとなんと小型トラックに荷台をつけた車両であった。2人して顔を見合わせて「8ドルも払ってこれかいな・・・!?」と相棒が笑いこけた。

ガタガタ道を30分くらいかけて今日の宿泊ホテルに向かった。ほとんど舗装されていないせいか砂埃が舞い上がり目が痛くなった。(写大通りから細い裏通りを抜けて、5分くらいのところに車は止まった。私は「ホテルはどこ?」と運転手に尋ねると、「そこです」と民家風の建物を指差した。「ええ〜、これ?」と驚いた。すると運転してきた彼が「違います。メコン川の向こうの建物です」それを聞いて安心した。坂の階段を下りて船着場に行った。すると向こう岸からちょっと大き目のカヌーをこぎながら誰かがやってきた。「もしかするとあのカヌーで渡るの?」と尋ねると「いいえ違います。もっと大きな船が来ますから」ということであった。ホテルマンと我々の漫才めいた会話を交わしていくうちにホテルに到着した。ホテルは山小屋風のロッヂでちょっと南国に来た雰囲気を漂わせていた。
その晩は好きなビールと紅乙女の焼酎を飲んで疲れを癒した。

 

(第五日目)
 昨夜、早川氏の奥様ジラビンさんがタイのチェンマイから来て合流した。3人でメコン川を眺めながらテラスで朝食を摂り、一休みしてからルアンパバーンの市街地に出た。市街地の中心はプーシーホテルと郵便局がある交差点であり、メインストリートはシーサワンウォンからサッカリン通りである。そこに街の主な施設や観光地およびお土産店が並んでいる。

 

まず行ったのは1560年セーターティラート王によって建立された寺院でラオスの中でも最高の美しさを誇る。特に本堂は「ルアンパバーン様式」であり、世界遺産の一つである。この境内には「マイトーン(黄金の木)」などがあり、僧侶が毎日この寺院から托鉢に出かける。この日は若い僧二人が曼荼羅の絵を描いていた。この寺院を出て街をふらついていたら、花売りや屋台などが出始めてラオスの雰囲気をかもし出していた。街の一角には小学校があり子供達が無邪気に遊んでいた。我々は特別に授業を少しのぞかしてもらった。

 

次に1821年に建立されたワットマイ/Wat Maiを見学した。この寺院は完成させるのに50年の歳月を要したと言われる。黄金で装飾された装飾画には、仏教の輪廻やインドの叙事詩「ラーマーヤナ」をモチーフにしたものがあった。本堂には黄金の仏像といっしょにエメラルドの仏像が展示されていた。この場所からすぐのところにルアンプラバーン国立博物館がありここに立ち寄った。ここはかつて王宮だった建物でランサーン王国の面影を色濃く残している。昼食前にワットパバートタイ/Wat Pha Baht Taiとワットタートルアン/Wat Thatluangであるが、街より少し離れているのでトゥクトゥク(三輪タクシー)をチャーターして行った。

 

ワットパバートタイはベトナム風の寺院で中には黄金の寝仏が横たわっている。この寺院は他のラオスの寺院と異なり、入り口の門にはベトナム語で表記されていた。ここから5分くらいのところにワットタートルアンがあった。1514年ビスンナラート王によって建立された寺院で、仏を守る女神として地元民に崇拝されている。この建物は日本の塔に似ていた。街へ帰る途中にもう一つ有名な寺院、ワットビスンナラート/Wat Visunnalat(別名スイカ寺)と言われ、塔の形がスイカを半分に切った形に見えることから付けられたようだ。ここでラオスの女性ツアーのグループとでくわし記念撮影をした。ラオスの人はみんな明るく気軽に話しかけてくるし、写真も撮らせてくれた。お昼は町の中心でラオス料理とフランスパンを頂いた。ラオスはかつてフランス領だったためフランス料理に似たものが結構あった。

 

食事後、ルアンパバーンを一望できるプーシー山に登った。ここの頂上までたどり着くまで328段の急階段を上らなければならなかった。私も早川氏もちょっと運動不足のせいか、休み休み階段を上がっていった。この山は二人の仙人が神様に導かれてたどり着きルアンパバーンの街を造ったという伝説から「仙人(ルーシー)の山(プー)」と名付けられた。最初我々三人はこの街に来たとき、何でここが世界遺産なのか疑問に思った。しかしこのプーシー山の頂上から一望できる景観はすばらしく納得した。自然と素朴さを持った眺めはかつて見たことのないまさに世界遺産にふさわしい場所である。街の見学を終えてから我々は今夜のホテルであるLao Spirit Resortにリムジンで向かった。このホテルの場所は市内から15km山に入りまさに熱帯雨林に囲まれたリゾートホテルである。途中、牛や象などが出てきて驚いた。ホテルはフランス人夫婦が運営し、ゲストルームはラオ様式で5室しかなくバンガロー風であった。夜は美味しいお酒を片手にラオスのメイン料理を堪能し、我々は旅の疲れを忘れて至福の時間を持った。

  

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