いつ頃から米を原料にお酒を造るようになった定かではありませんが、3世紀に書かれた中国の「魏志東夷伝」（ぎしとういでん）でお酒の記述がありました。

またその頃、中国から稲作の技術が日本に伝わったことで、米麹でのお酒造りが盛んになったといわれています。

日本酒は、お米とお水を原料として造られます。

平安初期には現代のお酒とほとんど変わらぬ製法で様々なタイプのお酒が造られていたようです。

昔からお酒は「百薬の長」と言われていますが、適度な飲酒は心臓病、ガン、骨粗鬆症などの発症リスクを下げるというデータが発表されています。

また、アミノ酸・ビタミン・ペプチド・ミネラルが豊富で、必要不可欠のアミノ酸を酒類で最も多く含みます。

その他に、毛細血管の働きを活性化させ血液を流れやすくしたり、悪玉コレステロールが酸化するのを防ぎ、善玉コレステロールを増やしたりします。

また、血中を溶かすし、動脈硬化や心筋梗塞など多くの生活習慣病予防があります。

胃を丈夫にし、食欲増進させるなど、量さえ守ればとても健康的なお酒です。

日本酒には様々な飲み方があります。温度によって味も変わり、冷酒やお燗で飲む、またストレートに飲む以外にもドライフルーツなどを入れてた飲み方もあります。

他にも風邪のときに飲む玉子酒や冷え性に効果があるといわれているショウガ酒など健康に良い飲み方もあります。また、日本酒にはアミノ酸が豊富に含まれているので肌がしっとりし、血液循環も良くなるので女性に多い冷え性などに効果があるといわれています。

日本酒は飲む以外にも料理に使ったりお風呂に入れたりと色々と使うことができます。

料理に日本酒を加えると、素材本来の味を引き立てるので、和食、洋食、中華など多くの料理にも使える調味料です。魚の生臭みをとったり、身をやわらかくする。素材のうまみを引き出す。など料理に合わせて使用すると食材をおいしくいただけます。

また、日本酒には保温効果、美肌効果があるといわれています。お風呂に入れる酒風呂はリラックス効果、保温効果もあり体が温かくなるので冷え性、肩こりの方にはおすすめです。

日本酒は、温度、光の影響を受けやすいので20度前後の冷暗所で保管すると良いでしょう。高温、直射日光の当たるところでは品質が落ちおいしく飲める期間は短くなります。賞味期限切れや品質が落ちてしまった時は料理などに使うと良いでしょう。また、疲れているときや寝不足のときは酔いやすいので無理のない飲み方をすることが大切です。