みりん〜日本固有の隠し味〜

みりんとは・・・

みりんは、他の国には無い日本固有の調味料であり、その誕生のきっかけには二つの説があります。

一つは、戦国時代に中国から伝わってきた甘い酒が起源というもの。もう一つは、日本で甘いお酒の腐敗防止のためにアルコールを加えていたのが改良されたというものです。

造られ始めた頃のみりんは、濃度が薄く飲む為のお酒でした。その後、時代が進むにつれ濃厚さを増したみりんが造られるようになり、甘味料や隠し味として使われるようになり、今では和食には欠かせない調味料の一つとなりました。

みりんは、もち米と米麹に焼酎、または醸造用アルコールを加えて造られます。これら全てを混ぜ合わせたものを一定の温度で2〜3ヶ月ほど熟成させるのですが、この間にもち米のデンプンが糖分になり甘味が出ます。その糖分が全体の40〜50%ほど含まれているほか、各種アミノ酸も豊富に含まれます。

現在、本物のみりん(本みりん)の他に「みりん風調味料」と呼ばれるものがあります。これは原材料が本みりんとは大きく異なり、水飴やブドウ糖に香料などを加えて味を調えたものをいいます。本みりんに比べると値段が安く、一般家庭ではみりん風調味料のほうが多く出回っているようです。

みりんにトライ

本来、みりんは料理に独特の甘味と旨みを加えてくれます。しかし、みりんの効用はこれだけではありません。みりんに含まれるアルコールの作用で、肉や魚の臭みを抑えたり、食材の煮崩れを防ぐ効果があります。これからの寒い季節に、温かい肉じゃがなど作ってみてはいかがでしょうか。

ただし、みりん風調味料にはアルコールがほとんど含まれていないため、これらの効果は期待できません。その他、素材の表面に幕を張り美しいツヤを与え、料理を華やかにしてくれます。みりんの風味を加えたいときは、加熱すると糖分とアミノ酸が結合して褐色になり、より良い香りを放ち、料理に風味を加えます。魚、肉の照り焼きにはこういった効果が欠かせません。

みりんの中には、「本直し」と呼ばれる種類があります。これは、本みりんに焼酎を加えたもので、そのまま飲むことが出来ます。昔はお酒として飲むことは珍しくなかったのですが、最近では、そういった飲み方をすることはなくなってきているようです。

みりんこれに“注意”

甘味を持った調味料ですので、入れすぎると味のバランスが悪くなります。せっかくの料理の味を殺さない程度の量を使うことを心がけましょう。

みりんの量が少し多くなった時や、加熱時間が短い料理に使うときは、みりんをあらかじめ加熱しアルコールをとばしてから使うと良いようです。また、焼き物に使う際は、焦げ付かないように注意しましょう。

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