生ハム〜加熱処理をしない保存食〜

生ハムとは・・・

生ハムと他のハムとの違うところは、製造過程において加熱(湯煮)しない点です。まれに加熱する種類の生ハムもありますが、最初に述べた加熱処理しない、いわゆる殺菌処理のされない作り方が主流です。

日本には他のハムと同様明治時代に伝わりました。当初、肉を生で食べる習慣のなかった日本人にとっては馴染みにくく、加熱加工する他の種類のハムが先に広まりました。

その後日本で生ハムの製造が正式に認可されたのは1982年と歴史は思いのほか浅く、加熱殺菌しないため製造基準は細かく定められています。長時間かけて熟成させるため味も良く、ハムの中でも高級食材として料理に使われています。

生ハムの効果

殺菌処理しないため熟成時間が長く設けられ、その時使う塩の量も腐敗しないように他のハムの3倍とされています。そのため他の種類のハムに比べると水分がやや少なく、塩分(ナトリウム)が多く含まれます。

ビタミンB1の含まれる量も他のハムより多くありがたい点もありますが、塩分に関しては摂りすぎに注意が必要です。塩分は他の食材からも摂取されやすく体内に蓄積されていくため、欠乏症より過剰症に気をつけたい栄養素です。

生ハム2枚あたりに含まれる塩分の量は成人が1日に必要な摂取量の約6%で、長時間かけて作られた生ハムほど塩分が多く、長期熟成の生ハムには10%近く含まれているものもあります。

生ハムにトライ

1. 塩分の摂りすぎに注意すると共に、体の中のミネラルバランスが失われないようカリウムを合わせて摂れるようにしましょう。カリウムは野菜などに多く含まれているので、野菜サラダに生ハムを加えるなどして2つの栄養素を同時に摂れる献立にすると栄養面でもバランスの良い食事がとれます。

2. 調理せずとも食べられる食材ですが、塩味が強いので甘味のある食材と組み合わせると食べやすいでしょう。みなさんもご存知の生ハムメロンがその代表例で、メロンの青臭さをごまかすためともいわれていますが、メロンの甘味が生ハムの塩辛さを和らげ、またメロンの甘味も引き立ててくれます。塩味を活かしていろいろな食材と組み合わせてみましょう。

生ハムこれに“注意”

ナトリウムは体が正常に働くための大事な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧になりやすく大病の誘発因子にもなるので気をつけましょう。

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