うつ病(鬱病)〜うつ病と生活習慣〜

説明

うつ病は、以前は十分に理解されず「怠け病」などと言われていましたが、現代一般的に知れ渡っている病気です。
現代のうつ病は「脳」と「心」から起っていることがわかっています。 WHO (世界保健機関)のうつ病の有病率は人口の3〜5%と言われていますが、ストレスの多い日本人では15人に1人(6〜7%)が一生に1度はうつ病にかかるとも言われています。また、臨床検査で「異常なし」と見過ごされてしまうことも珍しくない病気です。

うつ病とは(原因・症状等)

うつ病の主症状の基本には2つあり、「抑うつ気分」と「興味・喜びの喪失」とがあります。 また、症状は「精神症状」「全身的症状」「その他」に分かれます。
精神症状・・・ボーっとする、口数が減る、休みがちになる、集中力の低下、運動神経・記憶力の低下などがあります。
全身的症状・・・頭痛、不眠による睡眠障害、体のだるさ、急性胃炎・慢性胃炎、摂食障害による食欲不振と体重減少あるいは過食による体重増加などがあります。 その他…自己中心的な行動が増え人間関係が悪くなりさらに症状を悪化させることになります。

もしうつ病になってしまったら

2週間以上うつ症状が続く場合には、まず専門医を受診して適切な治療を早期に行うことをお勧めします。治療法は日々進んでいます。
自分自身で出来るうつ症状を改善させる対策としては、自分でうつ症状が出始めたと感じられたら、まず十分な睡眠時間を確保し、食事をしっかりとり、適度な運動や休憩をとることを心がけことが大切です。

うつ病の予防と対策

うつ病は不規則な毎日のあり方を見直すだけでも予防対策になると思います。
十分な睡眠時間を確保することや、食事時間をなるべく一定にし、適度の休養や気分転換、日常からの家族や周りとの良好なコミュニケーションをとることなどが最適です。
しかし、予防策を必要以上に忠実に守るとことは逆にストレスを溜めてしまう可能性があります。何事も「適度」にし、心身にストレスを与えないことが一番重要です。

うつ病にならないようにするには

うつ病発生の1番の原因はストレスです。ストレスを抑制できれば予防もできます。しかし、完全に抑制するのは無理です。少しでもストレスを減らすには、十分な睡眠・バランスの良い食事・リラックスできる環境・スポーツなどの運動が重要だと考えられます。

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