乳幼児突然死症候群(SIDS)

説明

赤ちゃんの健康状態や病歴とは関係無く、寝ている間に突然亡くなってしまうという事が起きることがあります。これを乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)といい、原因は不明なのですがリスク要因はいくつか挙げられています。妊娠中の人や、生後間も無い赤ちゃんを持つ人はぜひ知っておいたほうが良いでしょう。
2005年4月18日には、これまで統一されていなかった診断基準が厚生労働省によって作成されました。これは保育所などでの虐待死や窒息などの事故死が、誤ってSIDSと診断されるケースがしばしばあるとの指摘があったためです。

乳幼児突然死症候群とは

元気だった赤ちゃんが寝ている間に死んでしまうという事があります。
それまでの赤ちゃんの健康状態や病歴からは全く予測できず、解剖をしてもその原因を特定できない場合にSIDSと診断されます。窒息死はこれには含められません。ほとんどが生後2ヶ月から半年に発生し、1歳以上ではまずおきません。
日本では2003年は244人、2002年は285人の死亡が確認されていて、乳幼児の死因の第3位でした。出生した赤ちゃんの4000人に1人がSIDSで亡くなっているということになります。

予防と対策

原因は特定されていませんが、両親の喫煙習慣、うつぶせ寝、低出生体重児、人工栄養児などでリスクが高くなることがわかっています。
なるべくリスクを減らすためにできること。
・ 妊娠中・子育て中は禁煙をする。
 このSIDSに限らず、喫煙は“百害あって一利無し”です。
 家族が禁煙できない場合、妊婦や赤ちゃんの近くでは絶対に吸わないようにしましょう。
・ 出生後のうつぶせ寝を避ける
 特別な場合を除いて、あお向け寝を心がけましょう。
 特別な場合とは、医師からの指導があった場合です。
・ 母乳育児を推奨する病院で出産する
 母乳の分泌を促すためには、出産直後から母子同室ができると良いでしょう。
 病院のホームページなどで情報を集めましょう。直接問い合わせるのも大事です。

もし、乳幼児突然死症候群になってしまったら

赤ちゃんのかわいい盛りに突然の不幸に見舞われる親の悲しみははかり知れません。
いくつかのリスク要因があるとはいえ、SIDSは事故ではなく病気です。自分を責めてしまわないように・・・。
同じ経験をもつ家族の会もありますのでサポートを受けられることをおすすめします。

厚生労働省

SIDS対策に関する検討会報告

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