花粉症 〜花粉症のメカニズム教えます〜

花粉症の飛散量は前年の夏の暑さに比例します。昨年は記録的な猛暑のため今年のズギとヒノキの花粉の飛散量は昨年の30倍にもなると予想されています。これまで症状を感じていた人はより悪化し、まだ花粉症未経験の人も今年は花粉症の大量吸引により、あらたに発症する可能性が高くなります。

花粉症って何?

正式には「季節性アレルギー性鼻炎」と言い、春先の2月頃から、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの鼻炎三大症状から始まり、目のかゆみ、涙、充血、耳のかゆみを伴うこともある病気です。現在日本人の約20%が花粉症患者であると言われるほどポピュラーなものですが、その原因はいったい何なのでしょうか。
まず私たちの体は体内に“もの”(花粉)が侵入すると、それが異物(自分以外のもの)かどうかを判断します。ここで異物であると判断したものに対してこれに反応する抗体をつくります。この抗体は鼻粘膜などにある肥満細胞の表面に結合し、以後の異物(花粉)の侵入に備えます。再度同じ異物が侵入すると、肥満細胞の表面の抗体が反応して肥満細胞は破裂します。この時、中から放出されるヒスタミンをはじめとする化学物質によって、鼻粘膜で浸出物(鼻水)が作られ、異物を洗い流そうとします。
これが、花粉症のメカニズムです。

しかしなぜ最近になって花粉症の患者は激増しているのでしょうか。それは、以上のような体の反応を煽る他の因子があるとしか考えられません。その1つが車の排気ガスによる大気汚染です。ある研究では、排気ガスを吸引すると異物に対する抗体が通常の3〜4倍つくられたと報告しています。その他現代人の多くが、種々のストレスによって免疫のシステムに異常をきたしていることも花粉症発症にかかわっていると考えられます。

花粉症への対策

まず第一は花粉吸引の回避です。

  1. マスク着用
    花粉飛散の時期、特に晴天の午後は外出を極力控えて花粉に体をさらさないように心がけます。そしてどうしても外出しなければならない場合は花粉症用マスクを着用して、出来るだけ吸引しないようにします。目のかゆみを感じる人はメガネを着用するだけで、かなり花粉の目への侵入を防ぐことができます。
  2. 花粉を落とす
    外出してから帰宅時にはまず玄関外で衣服と髪に付着した花粉を払い落とし、室内に花粉を持ち込まないようにします。そして速やかに手洗い、洗顔、うがいをします。目のかゆみのある人はぬるま湯で洗眼もすると良いでしょう。
  3. 換気は朝夕
    部屋の換気は基本的には避けるべきですが、暖房を使っている場合は花粉の飛散の少ない朝か夕方に行ない、日中は換気をする必要のないエアコン暖房を使うことをお勧めします。

次に、食品やサプリメントで免疫のシステムを整えます。

  1. ヨーグルト
    腸内には免疫に大きく関わる組織があります。ヨーグルトは整腸作用があるとともに花粉症の症状を抑制する働きがあることがわかっています。
    出来るだけ生きたまま乳酸菌を腸まで運ぶために、食後にヨーグルトを摂取します。
  2. サプリメント
    「バラの花エキス」は抗体が肥満細胞に結合するのを阻害する作用があります。同じくバラ科の「甜茶」は含有するポリフェノールによりヒスタミンの分泌を抑え、免疫の過剰反応をやわらげます。「シソの実油」に含まれるアルファーリノレン酸は体内でアレルギー物質が生成するのを抑えてくれます。
    薬にあまりたよらず安全で自然な方法で難敵、花粉症に対応してみましょう。

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