●摂食障害に良い食事法
摂食障害で悩んでいる方にとって、『食事』は治療の一端を担う重要な要素です。入院した場合でも行動療法による食事制限が施されることもあります。
今回は摂食障害を克服するにあたり、どのような点に注意して食事をすれば良いかについていくつかポイントを挙げていきます。
●三食決まった量をきちんと食べる
食べることに抵抗がある人にとって、いきなり通常の食事量を摂るのは無理があります。始めは少量の食事にし、克服できるようになったら少しずつ量を増やします。
大切なのは目標を決め三食の食事を残さないようにすることです。
●偏った食材や調理法を選ばない
太ることへの恐怖心から脂肪の多い食材や揚げ物を避けないように心がけます。野菜などの低カロリーな食材ばかりを食べていると、その反動で高カロリーなものを大量に食べてしまうことがあります。普段の食事で油分の多いものでも食べる訓練が必要です。
尚、むちゃ食い障害の方は多くの場合、肥満傾向にあります。肥満の改善で症状がコントロールできると考えられているので、「肥満に良い食事法」や「食欲を抑える食事法」を参考にしてください。
●食事を楽しむ
せっかくの食事も一人で黙々と食べてもつまらないものです。なるべく家族や友人と一緒におしゃべりしながら楽しい食事をするように心がけましょう。そうした環境作りは、周りの人の理解も必要です。 |